肛門腺疾患
これが猫がお尻を舐める最も一般的な理由です。猫の肛門の両側には肛門腺があります。肛門腺が腫れると不快感を感じるため、猫は腫れた肛門腺の不快感を和らげるためにお尻の周りを舐めます。
生殖器疾患と分泌物
メスの動物は発情期になると外性器を舐めることが多いです。もちろん、生殖器の病気により分泌物がある場合も、猫は外性器を舐めることがあります。また、メス猫が膣炎を患っていたり、出産期だったりすると、外性器が痒くなって我慢できなくなり、外性器を舐めるようになることもあります。
ノミ
ノミは猫の尻尾の付け根を噛んだり隠れたりするのが好きなので、猫にノミがいると、お尻の近くの尻尾の付け根を舐めたり噛んだりします。
寄生虫
猫が腸内に寄生虫を持っている場合、お尻がかゆくなって舐めることがあります。しかし、お尻を舐めない猫には腸内寄生虫がいないということではありません。なぜなら、腸内寄生虫に感染した猫のほとんどは、必ずしもお尻を舐めるわけではないからです。寄生虫がいるかどうかを確認するには、やはり糞便を医師に持って行って検査してもらう必要があります。
通常のヘアケア
猫がお尻や尻尾を舐めるのは、単に毛づくろいをしているだけなのかもしれません。ただし、猫があまりにも頻繁に、または激しく舐めていると感じる場合は、病気の兆候である可能性があります。すぐに医師の診察を受けてください。
