通常、健康な猫の鼻は濡れているはずです。猫の耳が熱く、鼻がまだ乾燥している場合は、熱がある可能性が高いです。所有者はどうすれば確信できるのでしょうか?自宅で猫の体温を測定する方法は2つあります。
1. どのような状況で猫の体温を測るべきですか?
猫の鼻はいつも濡れているわけではありません。たとえば、猫は寝ているときや運動した直後に鼻が乾燥することがあります。したがって、鼻が乾燥しているかどうかで猫の健康状態を判断するのは厳密ではありません。
猫が元気がなく、食欲が減退し、鼻が乾燥し、耳が熱い場合は、発熱している可能性があるため、体温を測る必要があります。
一般的に、猫の体温は夜間は少し高く、朝は少し低くなります。成猫の体温は子猫よりも若干低くなります。猫は運動したり緊張したりすると、一時的に体温が上昇します。
2. 猫の体温を測るには?
一般的に猫の平熱は38~39.5℃です。 40℃を超えると発熱することもあります。
1. 直腸温度測定法:
この測定方法で得られる温度はより正確です。
測定手順:
まず体温計をアルコールで消毒し、35度以下になるまで振ってください。体温計にワセリンか潤滑剤を塗ります。家にない場合は、猫が不快に感じないように沸騰したお湯をかけてください。猫の尻尾をそっと持ち上げ、体温計を猫の肛門に約1センチの深さまでゆっくりと挿入します。体温計を猫の体内に20~30秒間入れておくことで測定できます。猫が不快感で前後に動くと、体温計を猫の体内で壊さないように体温計を持っている手も一緒に動かなければなりません。体温を測る作業は2人で協力し、猫が抵抗して協力してくれない場合に備えて、1人が猫を慰めるのが最適です。
2. 後ろ足の付け根の温度測定:
測定手順:
まず体温計をアルコールで消毒し、35℃以下になるまで振ってください。体温計を猫の太ももの付け根の皮膚の近くに置き、3 ~ 5 分後に温度を読み取ります。
注意:体表面温度は一般的に直腸温度より0.5℃低くなります。猫の体温を求めるには、測定値に0.5℃を加えます。
この方法は、猫が寝ているときや隣に横たわっているときに猫の体温を測定するのに最適です。感情を落ち着かせるには、毛をとかしたり、額やあごを掻いてあげましょう。
3. 聴力測定
ほとんどの猫は直腸温を測られると抵抗したり怒ったりするので、耳温を測ることで熱があるかどうかを判断できます。
測定手順:
猫をコントロールし、指で猫の耳をそっとつかんで開きます。動物専用の耳式体温計を耳に挿入し、測定ボタンを押して温度データを表示すると、得られた体温は直腸温度よりもわずかに低くなります。データを読んだ後は、耳式体温計をアルコールで消毒してください。
注意: 猫の外耳道は湾曲しているため、人間の耳用体温計では正確に測定できません。
3. 猫は体温が低い状態が続くと病気になることもある
猫がエネルギー源を失ったり、代謝異常を起こしたり、長時間寒い環境に置かれたりすると、体温は正常よりも低くなります。この状況も非常に危険なので、猫をすぐに病院に送る必要があります。
猫の体温が異常になると、精神状態も非常に無気力になります。軽い微熱でも、深刻に受け止めないと、より深刻な病気に発展する可能性があります。家で猫を飼っているなら、猫の体温の測り方を知って、猫の健康に注意を払う必要があります。