猫は出産後、産道が裂けて炎症を起こします。広域スペクトル抗生物質は、全身の抗菌および抗炎症治療に使用でき、二次感染を防ぐこともできます。出産後の猫の中には汚染により感染する猫もいます。病原性微生物が産道を通じて子宮内に侵入し、子宮内膜炎を引き起こす可能性があります。軽症の場合は抗生物質でコントロールできますが、重症の場合は子宮摘出が必要になります。また、猫によっては出産時に感染性腹膜炎を発症する可能性があり、専門の獣医師による治療が必要となります。
子猫を産んだばかりの母猫は多くのエネルギーを消費しており、子猫に肉や缶詰の餌を与える必要があります。授乳中の猫には、通常よりも多めに餌を与えてください。母猫が子猫のへその緒を噛み切らなかった場合は、綿糸を使ってへその緒を切り離し、もう一方の端からへその緒を切ります。