猫にダニが寄生することはあまりありませんが、よく外に連れ出されて遊んだり、野良猫と一緒にいることが多い猫は、ダニに感染している可能性があります。ダニに感染した猫は主に貧血の症状を示し、刺された箇所は赤く腫れて炎症を起こします。ダニの中には、血を吸うときに毒素を分泌するものもあり、猫の神経系にダメージを与えて麻痺を引き起こす可能性があります。ダニはライム病を人間、犬、猫に感染させることもあります。
予防と治療方法
猫にダニが付いていたら、ダニにアルコールかノミダニ駆除剤を塗り、数分待ってからピンセットで口器ごと取り除きます。口器を取り除かないと、感染して膿瘍を引き起こす可能性があります。市販されているスプレーや点眼薬、ローションもダニを駆除できるものもありますが、猫は特定の薬剤に対して敏感なので、詳しい治療方法については獣医師に相談するのが一番です。
シラミ: シラミを媒介する病原体と宿主は非常に特異的です。シロネコシラミは猫の毛やフケを餌として、一生猫に寄生します。猫が産む灰白色の半透明のシラミの卵も猫の毛に付着します。一般的に、ネコシラミによる感染はノミによる感染よりも一般的ではありません。症状 ネコシラミに感染すると、かゆみ、ふけ、毛の荒れや絡まりが生じ、猫は感染した部分をひっかいたり、噛んだり、こすったりするようになります。予防と管理のためには、猫の毛をとかしたり、お風呂に入れたりするときにシラミの卵やシラミの存在に注意し、定期的に環境を消毒して清潔にする必要があります。病気の猫は獣医師による治療が必要です。感染が重度の場合、猫の体毛をすべて剃る必要があるかもしれません。